1003osanbaba of 鈴鹿・美濃の山歩き

P3071622.JPGオサンババ(山中山)

2010年3月7日(日)雪 オサンババ(山中山) 奥美濃 山スキー 
OSKのみなさん6名、そばつる、Tsutomu 

8:50 めいほうスキー場リフト乗り場 → 9:15~30 リフト終点 →
10:20~11:30 オサンババ → 12:55 めいほうスキー場



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混み合ったリフトにのってゲレンデ最高部までまで。

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リフト終点から穏やかな尾根へシール歩行。

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ガスで景色は見えないものの霧氷をまとった樹林がいい感じだ。

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穏やかな樹林帯を進む。

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稜線上も穏やかで気持ち良く歩いていける。

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三角点が近くなると穏やかな雪原となる。

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三角点からも景色は見えず。三角点近くで記念撮影。

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長くはないがツリーランを楽しむ。

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ゲレンデのロングコースを思い思いに滑り降りていく。

 OSKには珍しいスキー山行。向かう山はめいほうスキー場からオサンババ。初級者向きのコースだ。ここは過去2回訪れた事があり普通だったら参加しなかったろう。しかしそばつるに山スキーのスキルアップをしてもらいたいという思いがあり一緒に行こうと誘いかけた。そばつるからは行きたいという返事。それで決まり。エッジを研いだり、ワックスをかけたり、そばつるに貸す板のメンテナンスをして当日を迎えた。(なんてかいがいしいボク)

 生憎前日から雨模様。これは中止になるかなあと思っていたがその連絡はなかった。朝、そばつると乗り合わせて集合場所に向かう。「ひょっとしたら連絡ミスで俺たちにだけ中止の連絡が入ってないんじゃないか」などと話していたが集合場所には今回のリーダーが待ち受けていた。

 「普通だったら中止だようなあ」と思いながら車を走らせる。岐南でお一方を拾って東海北陸道を郡上へ。スキーやボードの車が意外と多い。それもほぼ関西方面。何時も思うが関西の人たちはバイタリティがある。

 郡上八幡で東海北陸道を下りてめいほうスキー場へと向かう。途中道の駅に立ち寄りもうお一方と合流した。雨は相変わらずでメンバーのモチベーションは下がり気味。スキー場を見るだけ見て温泉に行こうかなどと話している。

 めいほうスキー場に近づくと雨粒に白いものが混じりはじめた。周りの山も肌を白く染めている。その様子から察するとどうも上部では雪になっているようだ。雪ならばスキー山行に支障はない。下がり気味だったモチベーションが持ち直す。

 スキー場センターハウスで準備を整えいざ出発。混み合うリフトの列に並んだ。リフトは4人乗りだが我々は荷物があるので二人ずつ。リフトには風防がなく前方から吹く風が直接当たる。それにあられが混じって顔を打ち痛い。思わず顔を伏せる。

 リフトを2本乗り継いでゲレンデ山頂へ。流石にここまでくると雨の気配はなく雪が舞っている。激しくは降っていないのでスキー山行としてはまあまあのコンディションといえるだろう。

 シールを板に貼って出発。ゲレンデ裏の穏やかな尾根の樹林帯へと入っていく。この尾根からは晴れていれば左手に烏帽子岳や鷲ケ岳が見えるのだろうが今日はガスの向こう。その代わりといってはなんだがきれいな霧氷をまとった樹林が出迎えてくれた。

 尾根はやがて緩やかに下ってオサンババへのジャンクションに向かう。右手を見れば穏やかな沢筋に豊かな森が広がっている。ここはジャンクションに出ずこの森をトラバースしオサンババへの尾根に向かった。

 結構立派なミズナラやブナが森の中に点在している。霧氷がついた枝振りが美しい。空は曇っていて小雪が舞っているがこの美しさの前にはそんな事も気にならない。森の中を気分良く進んでいく。

 オサンババに向かう穏やかな尾根もブナの樹林が続き楽しい。やがて尾根が平坦になってくると広い雪原に出る。ここで休憩という事になったが目指す三角点はここからわずかなところだ。休憩を終えてわずか5分程で三角点に着いた。

 オサンババ三角点は晴れていたとしても樹林に邪魔されて眺めはなさそうだ。しかし今日はこんな天気だからこそ見られる霧氷のついた樹林が目を楽しませてくれる。こんな日の山行も捨てたもんじゃない。

 三角点は生憎雪の中に埋もれている。掘り出す気もないのでGPSで確認した位置を囲んで万歳三唱。その後、風を避けて場所を移動しランチタイムとなる。

 雪を掘って簡単な腰掛けをつくり荷物を広げる。休憩中はずっと小雪が舞っていたがそんな事が全く気にならない程楽しいひと時を過ごした。

 下山は当然シールを剥がしてという事になるが何ぶん穏やかな上に多少の登り返しがあるルート。長い滑りを楽しむというわけにはいかない。

 こういう事を想定して今回は久し振りにフリーベンチャーで来てみた。99センチという板の長さゆえ滑りでは安定感に欠けるが軽くて小回りが利くのがいい。シール無しでの登り返しも楽とはいえないがそ苦にならない。

 一方、レギュラーサイズの板では2度目の山スキー挑戦となったそばつるは穏やかなルートに前回のような苦戦はなかったがやはり帰りの登り返しで苦労していた。最後にはシールを貼って頑張ったようだ。

 ゲレンデに着けばめいほうスキー場自慢のロングコースが待っている。ここぞとばかりに滑りを楽しむメンバー達。その中でそばつるは先輩に滑りのコツを教わっている。滑り終える頃には大分いい感じになっていたようだ。

 ゲレンデの雪の状態はかなり良く板が滑ってくれた。フリーベンチャーはストックを持たずに滑る。この方が滑りやすいし楽しい。今回はいい雪質と相まってお尻を左右に振るだけで面白いように板が回ってくれる。ルンルン気分で長いコースを滑り降りていった。



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