1004ohriyama of 鈴鹿・美濃の山歩き

P4182024.JPG男鬼山

2010年4月18日(日)晴れ 武奈山~男鬼山 鈴鹿 登山 そばつる Tsutomu

7:05 西坂林道駐車地 → 7:30 送電線鉄塔 → 7:55 武奈山山頂 →
8:40~9:50 男鬼山 → 10:20 P580 → 10:45 駐車地



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西坂林道を登り鎌波城跡の登り口を少し越えたところから歩き出す。

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樹林帯を一登りすると送電線鉄塔に出た。

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鞍部を一つ越えると武奈山三角点のあるピークに。

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谷をぐるりと巻くように進んでいくと男鬼山山頂に出た。

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男鬼山山頂の近くには梵字が刻まれた石柱が立っていた。

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この辺りは手入れされた植林が多く歩きやすい。

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車に帰るとワイパーにメモが挟んであった。

 滑落の後遺症が治まらない。それで誘われていた御嶽での山スキーは断った。しかし天候はすこぶるいいらしい。家でじっとしているのはもったいないと思っているとそばつるが滋賀の男鬼山(おおりやま)に行くという連絡。調べてみると今の身体の状態でもなんとかなりそうなルートのようだ。で連れていってもらう事にした。
 午前中に帰宅したいとのそばつるの意向で出発は早朝5時。御嶽に行くのとかわらない出発時間だ。天候は予報通りいい感じだ。
 国道21号を進んで米原ICあたりの「忠太郎食堂」を左折して西坂に入る。そこから林道を進んで鎌波城跡への登り口を少し過ぎたあたりの広場に車を駐車。とこのように書くといかにもすんなり着いた感じだが実は登り口がわからず西坂から少し入ったところでかなりの時間迷っていた。結局ガイド本(西内氏の本)をじっくり見て登り口を探し出す事ができた。
 駐車地から一段下りたところに古い林道がありそこから丸太の橋を渡ると植林の奥に進む踏み跡があった。辿っていくと右手山腹にテープがしてありその方に登っていくとプラスチック製の階段が現れた。どうやら鉄塔巡視路らしいがあまり使われてないようだ。急斜面の踏み跡は濃くない。
 一登りすると鉄塔に出た。切り開きに灌木が伸びてそれほど眺めは良くない。そこから更に奥に続く踏み跡を辿る。気付くといつの間にか踏み跡は消えていた。一瞬迷ったがそばつるの地形図を見て右手の尾根に出た。
 尾根を渡ると雑木林の斜面となる。どうやらここを登りきったところが武奈山と呼ばれているところらしい。
 雑木林を登りきると鉄塔に出た。地形図を見るとここから東へ進んだところに武奈山の三角点があるらしい。行ってみると山名を示したパネルが幾つかありその傍らに三角点があった。
 山名は「武奈山」と思っていたが「向山」と記したパネルもあった。地域によって呼び名が違っているのかもしれない。
 すぐに武奈山から南に下る緩やかな尾根を降りる。ここは気持ちのいい冬枯れした2次林でのんびりするのにもってこいだ。家族連れでここで過ごすのもいいだろう。
 尾根を下りきったところから緩やかな植林の尾根を登り返していく。登り返すと言っても緩やかな登りで歩きやすい。
 尾根筋を辿っていくと徐々に東に向いて進んでいくようになる。やがてピークを左手からトラバースすると林道が現れた。
 林道を東へ少し進んで二俣から正面の植林に入る。植林を一登りするとなだらかな地形になる。ここも植林だが多くの木が切り倒されていて空が広い。その東寄りの辺りに男鬼山の山頂を示すパネルがあった。しかし、倒木などで雑然としていて休憩する気にならない。ふと東を見ると見晴らしの良さそうな広場がありそちらに移動して休憩する事にした。
 広場の傍らには梵字のようなものが刻まれた1m程の石柱が立っていた。どういう時代にどういう意味合いで立てられたものかわからないがその表が霊仙山を向いている事から霊仙寺と関わりのあるものなのかもしれない。するとかなり古いものなのだろうか。
 広場で大休止。霊仙山を眺めながら昼食を摂る。といっても時間が早く乾杯した後パンをかじるだけで終わった。それでも他に人気のなく静かで楽しいひと時を過ごせた。
 下山はガイド本によると林道を歩いてと書いてあったがそれではつまらないだろうと男鬼山から北の谷に下りそこから尾根を越えて駐車地に向かう事にした。
 しょっぱなは植林帯の急斜面を下りていく。間伐してあり手入れされている感じの植林だ。間伐された倒木の陰に横たわるようにして鹿のムクロがあった。すでに白骨化しているところを見ると少なくとも一年以上は経っているのだろう。頭蓋骨に立派な角を携えていた。鹿の角を拾うのが好きなそばつるも流石にこれには手を出さなかった。
 地形図が示す通り植林を抜けると急斜面の下りとなる。それを抜けると植林の緩やかな谷。対岸に渡ると雑木林の急斜面。滑りやすい足下に気をつけながら一登りすると再び植林帯となりそこがピークとなる。
 ピークから更に北に進み沢沿いに下っていく。ここは作業道らしき踏み跡があり辿っていくと目的の林道に出た。後は駐車地まで林道を歩いていく。駐車地に着くと車のフロントガラスのワイパーに「地元の者が採れなくなった。遠方より、荒らすんじゃない」と書いた紙が挟んであった。意味不明。何が採れるというのだろう。又、車で林道を下っている途中で三脚に載せた立派なカメラを林道から北の方へ向けている人を数人見た。いずれも何かを待っている様子だったが何が撮れるというのだろう。


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