1006tennozan of 鈴鹿・美濃の山歩き

P6202777.JPG天王山〜誕生山

2010年6月20日(日)曇り後雨 天王山~誕生山 奥美濃 山歩き 単独

8:30 大谷田神社駐車場 → 9:00 大モミジ →
9:15~35 天王山山頂 →10:15 送電線鉄塔 →
10:55~11:30 誕生山 → 12:00 誕生山登山口 →
12:50 大谷田神社駐車場



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大谷田神社に参拝して出発。

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大谷田谷には雨後限定と思われる立派な滝が幾つかあった。

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天王山山頂には小さな小屋が建てられていた。

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天王山三角点。これで奥美濃A級29座目。

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先ほどまでガスの向こうだった景色が見え始めた。

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誕生山までの尾根道はところどころ灌木がかぶさってきていた。

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傍らに反射板の建つ誕生山は意外と落ちけた。

 梅雨に入りこの土日は何れも雨の予報。計画があった沢泊は中止となり時間が空いた。
 土曜日は同じく時間の空いたそばつると渓流釣り。釣果は大した事なかったがそれなりに楽しかった。皮肉な事に釣りをしている最中雨は降らなかった。ひょっとして日曜日もなんとか空が持つんじゃないかと思い天王山に登る事にした。
 先週、ソボ洞に登って奥美濃30山A級は残り一座と思っていたところよくよく調べたら天王山に登っていない事に気付いた。ブログ等で29座登ったと大見得を切ってしまったのでこれは早めに登っておかなければと思っていた。せっかく時間が空いたからこの機会に行っておこう。たぶん天王山だけでは時間が早すぎるから稜線続きの誕生山にも登る予定だ。
 天気の方は今にも降り出しそうな感じ。それでも美濃に近づいた頃には少し陽が差したりして期待を持たせる。
 紅葉で有名な大谷田神社に車を駐車。紅葉の頃なら駐車場は置くところもない程混むはずだがこんな季節にはここを訪れる人もまれと見えて停めてある車は少なかった。
 長い石段を登って大谷田神社に参拝。境内の右側から裏に回ると登山道があった。
 登山道は滝の前を渡ってからほぼ沢沿いに進んでいく。ここのところの雨の所為だろう、沢の規模の割に水量が多い。流れの音が大きく沢歩きをしているような気分だ。見れば雨後限定と思われる立派な滝も幾つかあった。
 登山道は沢に立つ大モミジを過ぎると沢筋から離れて尾根の急登となる。思っていたよりも急で結構きつい。湿度が高いのでかいた汗が蒸発せず速乾性のTシャツもべとべとだ。
 急登を終えると稜線上の踏み跡に出る。ここを左手に進みひとつ鞍部を越えると天王山山頂だった。やった!これで正真正銘、29座達成。
 天王山山頂には小さい山小屋があるとそばつるが言っていたが確かに三角点手前の広場に小屋が立っていた。随分賑やかに飾り立てられていて見た瞬間は売店があるのかと思ったがもちろんそんな事はない。
 山頂には先行者が二人いたがすぐに下山していった。山頂を独り占めだ。南を見ると今までガスに覆われていた平野部が姿を見せてきた。長良川の流れも見える。今日は展望は諦めていただけに感激だ。
 やがて単独の登山者が登ってきた。その方を見ていると傍らのボッックスから資料を取り出して何か記入していた。後で確認したところそれは登山者数と登山回数を集計する為のチェック表で日付と登ってきたコースを記入するようになっていた。21年度の集計結果も入っておりそれを見ると登山回数の最高記録者は508回となっていた。一日一回以上登っている計算だ。すごい人がどこにもいるもんだ。
 十分休憩してから山頂を後にして誕生山へと続く道に入っていった。ガイドを見る限り簡単に行けるだろうと思っていたが意外とアップダウンがあり距離も長かった。踏み跡自体はしっかりとしていて迷う事はないが露の付いた灌木の枝が覆いかぶさるところがあり濡れる事おびただしい。
 稜線沿いの道は送電線鉄塔を越えると鞍部へ向かって急下降する。予定では誕生山に登ったあと送電線鉄塔まで戻って鉄塔巡視路を下りようと思っていたがこの急下降で考えが変わった。ここを登り返すのは流石にごめんだ。
 鞍部から誕生山まではひたすら登りが続く。特に最後の急登がきつい。まだかまだかと思っているとひょっこり反射板の建つ山頂に出た。
 山頂からは美濃市の辺りの眺めがいい。しかし他の方角は樹林に遮られて見えない。それでも落ち着ける山頂でゆっくり休憩する事ができた。
 この山頂には神社があったらしい。今はそれを記念する石碑と礎石が残っている。かつては美濃市を見下ろすような形で建っていたのだろう。
 下山は誕生山からまっすぐ南に下る道を降りていった。この道は反射板の巡視路で安全の為だろうか所々にパイプで手すりが組んであった。
 下山途中で雷鳴がしだした。徐々に大きくなりやがて雨粒が落ちてきた。すぐに大雨となり木陰に隠れてカッパを着た。しばらく待つ事も考えたがそのまま雨の中を歩き大谷田神社の駐車場に向かった。結局その後も雨は降り続いた。ここに来て天気予報通りになってきた感じだ。時間に余裕があれば面平山も登ろうかと思っていたが流石にこの天候でモチベーションも下がりそのまま家路についた。

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