1010minomata of 鈴鹿・美濃の山歩き

PA160017.JPG西前の谷〜ミノマタ
2010年10月16日(土) 晴れ 西前の谷~ミノマタ 奥美濃 沢歩き
OSKのみなさん そばつる Tsutomu

7:15 西前の谷林道駐車地 → 7:40 直登沢出合 → 8:44 二俣 → 
10:05 東側鞍部 → 10:10~11:00 ミノマタ三角点 → 
2:15 西前の谷本流 → 12:45 駐車地



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林道が通れるのはここまで。この先で崩れていた。

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まだ真新しい堰堤を越して入渓する。

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登り頃の小滝を思い思いに登る。

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この沢一番の滝は安全に右から巻いていった。

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直登が楽しい滝が多い。

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全員シャワークライムで越えていく。

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沢が細くなるのアザミの花が咲いていた。

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稜線に近づいて振り返ると小津権現と花房山が見えた。

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薮を漕いで念願の三角点へ。

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下りは滝が少ない沢を降りる。

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短いけどメリハリのある楽しい沢でした。

 9月にmasaさん達が行っているルートでミノマタに行きませんかとGTさんからお誘いを受けた。興味のあるルートだったので当日が待ち遠しかった。
 残念ながらGTさんは不参加となった。よろしくお願いしますと電話越しにお願いされ改めてルートを確認しメンバー用に地形図を用意した。
 藤橋城から入る西前の谷の林道は予想に反してきれいな道だった。最近手入れされたのか脇の草も刈られている。高度感のあるところを抜けていって舗装が切れると広場が現れる。そこに車を停め出発。更に続く林道は先で崩れておりそこを越えて登って行くと堰堤の脇に出る。そこから対岸に見える沢を登る予定だが林道からの下降点を探すのに少し手間取った。やがて上流の小沢から本流に下りた。
 堰堤まで戻って目的の沢に入る。すぐに小滝が連続し楽しませてくれる。両岸の樹林はまだ緑が濃く朝陽を浴びて清々しい感じだ。
 10mほどの2段になった滝はフルシャワー覚悟なら越えられそうだが人数も考えて左岸から巻いた。この巻きが少しヒヤヒヤもので他のメンバーが登ってこられるかと思ったが全くの杞憂だった。その後に現れた3~6m程の滝はいずれも直登。ちょっと高さのある滝では安全を考えてロープを出したが全員その必要も無いかのような登りっぷりだった。
 事前の情報から今日は楽々と登れるつもりでいたのだが意外と直登しなければならない滝が多い。シャワークライムしなければならないような滝もいくつかありいつの間にかみんな全身水浸しだ。また岩が剥がれて危うくという場面もありヒヤヒヤさせられた。
 上部で谷が狭くなり水流が途切れると両岸に笹が目立つ様になる。沢にも若干草薮が被ってくる。それらを分けながら進んでいくとやがて沢筋は消え急斜面の薮漕ぎが始まった。振り返れば花房山と小津権現山をつなぐ釣り尾根が緩やかな弧を描いていた。
 笹を漕ぎ分けてピーク東側の鞍部に出ると北側に鏡山が見えた。まだまだ緑が濃く紅葉は先のようだ。
 稜線にはわずかながら踏み跡が見受けられる。それを追いながら薮をこぐ事わずかでミノマタ三角点に到着。
 三角点周辺は以前そばつると登頂した時よりも広くなっており見晴らしもよくなっていた。まだそれほど古くないノコの跡もあったからどこかの団体が登ったのかもしれない。
 女性二人は初登頂という事で二人に音頭をとってもらって万歳三唱。秋の深まりを感じさせる風が木の葉を揺らす中で奥美濃らしい山頂を心行くまで楽しんだ。
 下山はピークから激薮をこぎ一旦西側鞍部に出てそこから沢筋を下りていった。上部は笹薮の急斜面で手こずったがこれといった難しいところも無くいくつか現れた滝も難なく巻け西前の谷本流に下りた。本流にも幾つか滝があったがいずれも簡単に越す事ができ最後は林道に上がって駐車地に向かった。距離的には短かいが直登可能な滝が多く十分楽しむ事ができた小気味のいい沢歩きだった。 


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