還暦祝賀い芋煮会が盛大に執り行われた。
50名の団体で整備された登山道を歩いていく。
飯盛山山頂で雨に打たれながらばんざい三唱。
冬枯れの釣り尾根を西津汲に向かう。
西津汲からはすぐに引き返す。
次第に天候がよくなってきた。
OSK恒例の還暦祝賀芋煮会が横蔵のラーニングアーバー樹庵で行われた。僕自身は初めての参加。周りは大先輩ばかりなのでどうなのかなあと思っていたが時を忘れて楽しく過ごさせていただき気がつけば日付がかわっていた。参加人数は50名と盛大な会だった。
会場になったラーニングアーバー樹庵は小学校の廃校を利用した宿泊施設だ。廃校と言っても立派な鉄筋コンクリート製の校舎でしっかりとしている。その2階に講堂がありそこで芋煮会は行われた。学校の匂いがそこかしこに残っており懐かしい感じのする施設だった。
翌日は還暦祝賀登山となり近くの飯盛山・西津汲に登った。これも参加者が50人と大部隊だった。飯盛山の名木「月の株」に住むという天狗もさぞかし驚いた事だろう。
50人が車に便乗して現地に向かったので駐車地が困った。そこで一計を案じ登山口に乗員を下ろしてから車を下の広い駐車地に移動しドライバーをそこから登山口まで運んだ。ちょっと時間がかかり待っている間が少し寒かったがしょうがないだろう。
西の空が怪しいなあと思っていたら出発時にはポツポツときだした。みんなあわててレインウェアを着て歩き出した。でも誰も嫌な顔をしない。流石だ。
飯盛山の登山道は数年前に天狗の森公園を造成した時に一緒に整備されたようだ。天狗の森公園はその後手入れされていないようで草ぼうぼうになっていた。
登山道は広くて歩きやすい。整備前にしか来た事がなかったのでびっくりだ。階段も設けられているが歩きにくいのだろう、その脇に踏み跡ができていて階段の方は草が生えている。崩壊地のところは手すりが設けられていた。以前感じたスリリングさは薄められた感じだ。上部の岩の合間を縫う様に進んだ斜面も岩をどけて道を整備してあり歩きやすい歩道となっていた。
飯盛山山頂で全員そろったところで還暦者を中心に万歳三唱。すぐに西津汲を目指した。
以前に比べて踏み跡はしっかりしている。それでも鞍部までの岩場の下りはなかなかきつい。雨に濡れているので尚更気を使った。鞍部辺りはシロモジの木が繁っている。ここは黄葉の頃に来るとすばらしい。今は時季が遅く降り積もった落ち葉を踏みしめつつ進んでいく。登りになると足下が滑りやすくみんな木立に捕まっての登高となった。しかしそれもわずかで反射板の広場に出てその先に更に進むと感じのいい樹林の中に三角点があった。
下りの岩場と滑りやすい斜面の為隊列がかなり伸びたようだ。大休止は飯盛山に戻ってからという事なので後続を待たずに順次引き返す事となった。
引き返す途中から天気が良くなってきた。飯盛山山頂に戻った頃には雨は完全に止んでのんびりと休憩する事ができた。