1012kinashiyama of 鈴鹿・美濃の山歩き

PC300034.JPG木無山
2010年12月30日(木) 曇り後雪 福井 木無山 スキー 
ひろろとろろさん kyuさん Tsutomu

7:45 福井和泉スキー場 → 8:50 徒渉点 → 
11:25~40 木無山三角点 → 13:10~13:40 林道終点 → 
14:10 スキー場



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長倉谷林道は思ったより雪が豊富。

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まだまだ薮が濃い尾根を登高。

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薮漕ぎで疲れちゃいました。

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上部ではブナの素敵な樹林が迎えてくれた。

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山頂はガスがかかっていて何も見えません。

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難しい薮滑りをこなしてみんな無事下山。

 年末の山行をどこにしようか。不図思いついたのは福井の木無山。クリスマス寒波で雪量も増えたのではないか。で福井のkyuさんに福井の雪の状況を確かめるとなんだかよさげ。僕が木無山に行くと伝えると行きたそうな雰囲気。で一緒に行く事になった。
 30日は7時に九頭竜道の駅で待ち合わせ。僕は前日から車中泊して朝を迎えた。準備をしてると車が一台横に停まった。ひろろとろろさんだった。
 ひろろとろろさんはこの辺りの山に精通されている方。その方が「まだヤブが出ていてきついんじゃないかなあ」と言う。そうなのか。でもひろろとろろさんは行き先を変えようとは言わない。僕も言わない。行けるところまで行くまでだ。
 7時になってkyuさんも到着し和泉スキー場に向かう。駐車場に車を入れるときっちり駐車料金をとられた。
 準備を整えていざ出発。駐車場入り口から出て下に降り最初のカーブの頂点から長倉谷の林道に入っていく。林道は豊富な雪量で木無山の雪量にも期待を持たせる。
 林道歩きは意外と長い。前半をひろろとろろさんにラッセルしてもらって後半は僕が受け持った。林道終点から徒渉点に下降。スノーブリッジはかかっておらず板を脱いで徒渉した。
 徒渉点から対岸の尾根に取り付く。ひろろとろろさんが予想していた通りヤブがかなり出ている。それを避けながら登っていく。ひろろとろろさんは直登はさけ左手の杉林をうまく登ってきた。さすがによく知って見える。
 時折木枝を引っ掴みながら身体を引き上げて尾根を登っていく。こんなヤブを下る時はどうするのかが問題だが雪質はいいので何とかなるだろう、と思っているのは僕だけか。
 上部に至ると雪量が次第に多くなりヤブも下部よりはおとなしくなる。この辺りにくると立派なブナがちらほら現れて目を楽しませてくれる。
 更に進んで斜度が緩やかになってくるとブナの回廊とでも言いたくなるようなブナ林が現れる。それらが枝を白く染めていてとてもきれいだ。「きれい~」とkyuさんも思わず呟く。これが見られたことでヤブ斜面の登りの苦労も報われたというものだ。
 すてきなブナの樹林帯を抜けるといよいよ山頂が近くなる。木々の背が低くなった稜線上を辿っていくと広い雪原が現れる。そこが木無山山頂だった。難しい条件の中よくここまで登ってきたものだ。
 生憎の天候で展望はない。もう少し積雪があれば低木も隠れてどこでも滑り降りていけるようになるのだろうが今日はそれをのぞむべくもない。風もあって寒くすぐに下山を開始する。僕がシールを剥がしている間にひろろとろろさん、kyuさんはシールのまま下っていった。
 遅れて滑り降りていくといつの間にか二人を追い抜いてしまい逆に二人を待つ事になった。その間に身体が冷えてきたので二人が追いついてきた時には休憩をとらずそのまま降りる事にしてもらった。
 上部の滑りはヤブがあるものの樹間が広くターンがきまって楽しいかった。雪質もよく思う様にターンができる。下部に至るといよいよヤブを避けつつの滑降となる。時折ヤブに足を取られてバランスを失う。それでもみんなそれぞれルートを選びながらがんばって降りていく。必要に応じて木枝を掴みながらのターンも。これもなかなか楽しい。
 なかなか難しい滑りを強いられたが思った通り雪質のよさに助けられ全員無事徒渉点まで降りる事ができた。徒渉して林道に上がったところで遅めの昼食をとった。あとは林道のトレースを辿って下っていくだけだ。
 今回はこんなヤブスキー山行にお付き合いしてもらったひろろとろろさん、kyuさんに感謝、感謝。またどこか楽しいスキーに行きましょう。

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