0901sarugabanba of 鈴鹿・美濃の山歩き

P1256368.JPG猿ケ馬場

2009年1月25日(日)晴れ  飛騨・白川  猿ケ馬場  山スキー
hirorotororoさん、kyuさん、そのお仲間8名、兎夢

6:25 白川八幡神社 → 8:05 上部林道 → 10:25 帰雲山東鞍部 →
12:00 猿ケ馬場山頂 →13:10〜13:55 帰雲山東鞍部 → 15:20 白川八幡神社



P1256323.JPG

雪はほどほど積もっているがトレースがあって楽々な歩行。

P1256331.JPG

上部林道でトレースと分かれて谷沿いのルートを進んでいく。

P1256337.JPG

稜線直下では素敵な情景が僕らを迎えてくれた。

P1256358.JPG

雪のモンスター達が青空のもとでお出迎え。

P1256361.JPG

山頂で寄り添っているお二人さん…雪が溶けますよ。

P1256369.JPG

ランチタイムは白川郷の見える斜面で。景色にも御馳走にも満腹。

P1256380.JPG

上から下まで滑り通す事ができて大満足。

夜は道の駅「白川郷」で車中泊。
流石に気温が低くすぐに車の内側が凍ってきた。
朝も冷えて早い時間から目が覚めた。

朝食を終え準備をしているとkyuさんとhirorotororoさんがやってきた。
ほぼ一年ぶりの再会かな。
挨拶もそこそこにhirorotororoさんの車に同乗。
登り口にある神社に向かった。

神社横の駐車場に車を停めそれぞれスキーの用意。
そうこうしている内にhirorotororoさんの仲間が集まってきた。
結局総勢11人。
みなさんこれからの山行が楽しくて仕方がない感じだ。

空は昨日と違って星が見えるほど晴れており僕も期待に胸が膨らむ。

雪はほどほどにあり神社を少しあがったところからシール歩行ができた。
基本的には林道を辿りながら時折ショートカットして高度をあげる。

林道が尾根に向かうようになったところから林道をはなれ谷沿いを進む。
今朝のものだろう、先人のトレースがあり非常に助かる。

谷筋はヤブまじりで滑り降りる時は少し苦労しそうだ。
例年はもっと雪に埋まっているらしい。

上部に至ると穏やかな地形のところに出る。
そこには林道が通っていてトレース通り林道を歩く。
しかし先人のトレースは途中から帰雲山に向かう尾根にあがっていた。
こちらはそのまま林道を進んでいく予定。
従ってここからはトレースがなくここからは自分たちでラッセルしなければならない。

ラッセルはほぼhirorotororoさんがやってくれた。
そのスピードが随分早くてついていくのがやっとだった。
すごいなあ、タフな方だ。

狭くなった谷は結構厳しいものがあるがなんとか抜けていく。
かなり厳しい歩行が続く。
その苦労に報いてくれるように稜線に近づくとすてきな樹林帯が出迎えてくれた。
稜線からさし始めたばかりの陽に照らされた木々や雪面がなんとも美しい。

稜線上にあがると一条のトレースが雲帰山から猿ケ馬場に向かっている。
どうやら下部にあったトレースと同じ主のようだ。
単独の方のようだ。
タフな人もいたもんだ。

ここで体調の思わしくない人など3人が待機する事になった。
残りの8人がトレースを追って猿ケ馬場へ向かう。
ここからは比較的緩やかな道中だ。

稜線は徐々に広々とした針葉樹林帯になっていく。
枝に雪をつけた針葉樹がきれだ。

1827.4m三角点近辺に出ると背丈の低い針葉樹に雪がかぶったモンスターが現れる。
真っ白な姿が青空に映えて美しい。
きてよかったと思えた瞬間だった。

更にトレースを辿っているとトレースの主が下山してきた。
朝は5時半頃に出発したそうだ。
我々より1時間早いが一人でラッセルしてきたにしては随分早い登頂だろう、
足下はK2のPONTOONという超極太の板だった。
雪に対して浮力があるのだろうが扱うのが難しそうな感じだ。
下山時にこの方のシュプールを拝見したが自由に板を扱っている感じだった。
体力も技術もある方だったのだ。

台地状の山頂稜線を進んでいくと2カ所ばかり雪庇がありその向こうが山頂だった。
山頂は360°遮るものなしの展望。
白山や北アルプス方面は雲がかぶって見えない。
しかし、それでも雪化粧した山並みの眺めはすばらしい。

風が若干強く休むには適してないのですぐに下山に決定。
登りに谷をつめたところの鞍部で休憩することとした。

山頂からしばらくは小さな登りもあるのでシールをつけたまま下山。
1827.4m三角点近辺からは下りが続くのでシールをとって滑る。
狭い樹林の間を縫うような滑りだが雪質がよくなかなか楽しい。

若干の登りもスキーのまま斜登高してこなしていく。
鞍部に戻ると待機していた3人のうち二人は下山したとの事だった。

鞍部の少し下がったところに場所をつくって休憩。
この場所からは白川郷の盆地が見える。
腰を下ろすといろんな食料があちこちから回ってきて思いのほか満腹になった。
これが団体山行のよさ。
ごちそうさまでした。

さていよいよ滑降。
休憩地の前の斜面へ滑り込んでいく。
しばらくは疎林で斜度も適度。
雪質もまあまあで思い思いのシュプールを描きながら気持ちよく降りていく。

谷が狭くなると幾分息苦しい滑りになるがそれでもそれほどストレスもなく滑れた。
下部の林道も比較的快適に滑れて神社の脇まで板を履いたまま降りられた。
結局、上から下まで滑り降りる事ができ充実した滑降だった。

当初の話では猿ケ馬場は無理かもということだった。
しかし青空のもと山頂も踏め、また滑りも満足でき非常に楽しい一日を過ごす事ができた。

ページの先頭へ

inserted by FC2 system