0902terasiyama of 鈴鹿・美濃の山歩き

P2056545.JPG輝山

2009年2月6日(金)曇り時々晴れ  飛騨・平湯  輝山  山スキー  単独

7:45 福地温泉 → 9:35 1307m地点 → 11:40 1651mピーク南鞍部 →
13:45〜14:35 輝山山頂 → 15:15 1651mピーク南鞍部 → 17:10 福地温泉



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台地にあがると植林帯。下はガリガリの雪。

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尾根上にある特徴的な巨木。この辺りから急斜面になる。

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1651mピーク手前ではやせ尾根が続く。こんなところ下りられるかなあ。

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1651mピークを過ぎると穏やかな樹林帯が広がる。のんびりしたくなる。

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鞍部から見上げた急斜面。もうここでやめようかな。

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山頂まであとわずか。陽光が山頂まで導いてくれる。

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山頂は樹林に囲まれている。見上げると青空がきれいだ。

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上部ではパウダーツリーランが楽しめた。尾根沿いは楽しい滑りができた。

輝山の事をちょっとなめていたのかもしれない。
こんなに登るのに苦労するとは思わなかった。
しかし下りは予想以上に楽しかった。

前日に続き平湯で車中泊。
夜が更けて外を見ると雪が舞っていた。
明日は天気が悪いのか。

朝、車上に10センチほどの積雪があった。
これは山上での積雪も期待できる。
しかし空はまだ雪雲が覆っている。
どうするか。

天候によっては南東尾根からにしようかと思っていた。
しかし時間が経つにつれ青空も見えどうやら晴れそうだ。
予定通りに福地温泉に向かう。

福地温泉からの尾根は多くのレポでパウダーが拾えると報告されている。
今日は雪も降った事だしかなり期待していいのではないか。

尾根の末端下の広場に車を停め準備。
尾根にはどこから取り付くのかわからず取りあえず川沿いに奥に進んでみる。
しかし取り付けそうなところが現れず結局崖のようなところを無理矢理登った。
下山時にわかった事だが取り付き地点は尾根の末端、車道のすぐわきにあった。
よく見ると道型があるのだ。
これを知らなかったために時間と体力を思いのほか消耗した。

無理矢理登ったところは台地になっていた。
ここを奥に進んで行くと植林帯に入りピンクテープの目印がしてあった。
これから先このピンクテープに導かれて登高する事となる。

植林帯は積雪がわずかでしかもガリガリ。
スキーがスリップして登りにくい。
斜度がどんどん増していく中できつい登高が続く。

植林帯を抜けると尾根上まで後わずか。
ここからはガリガリ雪の上に積雪がある状態。
場所によっては歩きやすい。
しかし場所を間違うと板が滑る。

尾根上は穏やかな自然林だ。
しばらくは気持ちよく進んでいける。
途中、特徴的な巨木が現れる。
いい目印だ。
ここを過ぎ斜度を増してくると再びきつい登高となる。

下りの滑りが期待できる広々とした尾根に出る。
しかし登るのはきつい。
ところどころ雪のついていないところもある。
それだけ雪が少ないという事か。

1651mピーク手前ではきついやせ尾根となった。
雪の付きも悪い。
登るのは何とかなりそうだがこんなところを滑って下れるのか。

1651mピークを過ぎると穏やかに下っていく。
右手下には感じのいい樹林の台地。
ここでまったり休憩でもいいなあ。

鞍部まで下りきるとここも素敵な雪原でまったりしたくなる。
時間は11時40分を回っておりタイムリミットにしていた13時までの登高は難しい。
体力的にもきつくなってきた。
ここで小宴会をして今回はお開きにしようか。

迷いながら甘いものを食べて休憩しているうちに気持ちがまとまった。
取りあえず正面の急斜面に取り付き13時まで行けるところまで行こう。

滑ったら楽しそうな急斜面に取り付く。
雪質がよくこれまでの急斜面よりは登りやすい。
登っているうちにまた考えが変わってきた。
タイムリミットを14時にしよう。
それならば30分休憩してもまだ明るいうちに下りられるだろう。

迷いが消えると気のせいか足取りも軽くなる。
思ったよりも早く急斜面を登りきり、1866m地点へ。
ここで時間はまだ13時前。
14時には山頂に着けそうだ。

最後の急登を終えると後は山頂までなだらかな尾根。
進行方向の樹間から差す陽光に導かれるようにして進んでいく。
やがてこれ以上高いところのない雪原へ。
やった!途中ではほぼ諦めていた山頂を踏む事ができた。

まわりは針葉樹の森になっていて展望は何もない。
それでもうれしいのは苦労して登ったからだろう。
自然にニコニコしているのがわかる。
しかし、時間はあまりない。
取りあえず焼酎で乾杯してカップ麺をつくる。

休憩後はいよいよ滑降。
始めの急斜面はなかなか楽しくパウダーツリーランが味わえた。
次の斜面も比較的広いバーンがあり気持ちよく滑った。
問題は1651mピークから下のやせ尾根だ。

ピークまではシール歩行。
そこから先は再びシールをとりやせ尾根に入る。
しかし、登りで心配したより簡単にこのやせ尾根はパスする事ができた。

やせ尾根の下は尾根が広々とし再び楽しい滑りが味わえた。
振り返れば1307m付近まで思いのほか充実した滑降ができた。
やはり多くのレポは嘘ではなかったのだ。

植林帯は流石に楽しく下りる事はできない。
ガリガリ斜面を斜滑降したり横滑りしたり。
落ちた枝や切り株、倒木などもありなかなか大変だった。
しかし結局車までスキーで下りる事ができた。
一時はどうなる事かと思ったが終わってみれば大満足の山行となった。

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