0904norikura kuraigahara of 鈴鹿・美濃の山歩き

P4047183.JPG乗鞍岳・位ケ原

2009年4月4日(土)晴れ後雪  乗鞍高原から位ケ原  山スキー  単独

7:30 国民休暇村駐車場 → 8:05 三本滝ゲレンデ → 9:50〜10:05 位ケ原 →
10:50 駐車場



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早朝、まだ天気は安定していた。ゲレンデの向こうには山頂が輝いている。

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三本滝ゲレンデでは登山者のパーティが急斜面に取り付いていた。

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バックカントリーのコースで雪が舞いだし風も出てきた。

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位ケ原への取り付き。先行パーティに追いついた。

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位ケ原は強風の中。時折視界も途切れる。ここまでかな。

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滑降途中には続々と登ってくるスキーヤーに出会う。

予報を見間違えたのだろうか。
日中は晴れると思っていたのに天候の崩れは早かった。
それにも関わらず多くのスキーヤーが訪れていた。
やはりスキーヤーに人気のある山だけのことはある。

当初は焼岳を予定していた。
しかし駐車地がない。
あってもかなりの距離を板を背負って歩かなければならない。
どうしようか迷ったがそこまでの決心がなかったので気がのらない。

朴の木平から猫岳のルートも考えていたが安房トンネルを越えてしまっては戻るのはもったいない。
なにせ通過料金750円だ。
これを有効にするには乗鞍高原に向かうのがよさそうだ。

一路乗鞍高原に向かう。
雪が少ない今シーズンとはいえここはまだまだ雪が豊富だ。
車も国民休暇村までしか乗り入れられなかった。

準備をしていると先行パーティがいくつかゲレンデ斜面を登っていった。
それを追いかけるようにして7時30分、ゲレンデに入った。

ゲレンデの雪面はハードバーン。
少したてば滑りやすくなるだろう。

ゲレンデを見上げればその向こうに剣ケ峰が白く輝いている。
いい感じだ。
まだ行った事のない剣ケ峰まで行けるといいのだが天気が持つか。

三本滝のゲレンデまで来ると先行するパーティが斜面を登っていくのが見える。
十人前後の団体はどうやら登山パーティのようだ。
冬山訓練だろうか。

登山パーティはゲレンデを登りきるまでに追い抜いた。
先行するスキーの2パーティはゲレンデ奥の急斜面に難航している。
これはすぐに追いつくかなと思ったがこちらもちょっと手こずった。

バックカントリー用に切り開かれたルートは何時もながらトレースでがたがた。
雪質もよくなく下りは苦労しそうだ。

この辺りから天候が怪しくなってきた。
風が強くなりその内小雪が舞いだした。
剣ケ峰の方を見るともうその姿は見えない。

位ケ原取り付きの急斜面手前で休んでいるスキーパーティを追い越す。
急斜面に取り付く頃には更に先行していたパーティに追いついた。

位ケ原に登り着いた頃には先頭になっていた。
しかし位ケ原は強風が吹き荒れており(何時もの事だが)雪も舞って視界が悪い。
とたんにモチベーションが落ちる。

過去の経験からこの先視界の良くない中を無理に進んでもそれほど楽しいとは思えない。
それでも灌木を目印にじりじりと前進してみる。
いよいよ目印となるものがなくなってくると先に進みたくなくなった。
9時45分、適当なところでシールを剥がして引き返す事にした。

後から来たパーティはこの強風と悪視界の中を更に上に登っていった。
すごいなあと思うがこの状態では滑りは楽しめないだろうな。

位ケ原の緩やかな斜面を滑り出す。
しかし雪質が今イチでうまく滑れない。
急斜面も不格好な滑りで降りていった。

切り開かれたスキールートを降りていくとビックリするほどのスキーヤー、ボーダーが次々と登ってきた。
その人数はルートを埋め尽くすほどだった。
雪が舞い、天候は確実に下り坂だというのにひたすら登っていく。
その姿には何か宗教的なものを感じてしまった。

ゲレンデは思った通り滑りやすい状態になっていた。
そこを滑りをチェックしながらおりて車には11時前に着いた。
後は車の中で一人宴会。
その後乗鞍温泉で疲れを落とし帰途についた。

帰りは安房トンネルを避けて松本経由で帰った。
少し距離は遠くなるがガス代、高速代を計算するとこちらの方が若干得だとわかった。

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