0908somugiyama of 鈴鹿・美濃の山歩き

P8239357.JPGミヤマ谷〜蕎麦粒山

2009年8月23日(日)曇り後晴れ 奥美濃 揖斐川町坂内 蕎麦粒山 沢歩き 単独

7:20 大谷川ニシマタ谷出合駐車地 → 8:55〜9:10 林道(跡)終点 →
10:05 二俣 → 12:15〜14:05 蕎麦粒山三角点 →
16:15 大谷川ニシマタ谷出合駐車地



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大谷川沿いの林道はニシマタ谷あたりで工事中。新しい堰堤ができるらしい。

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長い草薮の林道を歩き終えて沢に下りる。その豊かさに目を見張った。

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狭い沢に幾つかの小滝が現れる。楽しく越していく。

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どうしても越せそうになり6m程の滝。左から巻くと上にも8m程の滝が…

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二俣の右手には登り頃の滝。思わず登りたくなるがここは左俣に。

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二股以降は登り頃の滝がいいペースで現れる。

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切り立った狭い沢の奥に10mの斜瀑。登れそうだけど左から巻きました。

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振り返ると谷間から黒津山の稜線が見えた。

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最後の滝らしい滝。6mほどで右手の草付きを這い上がる。

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濃密なヤブを漕いでやっとこさの山頂。ツェルトを張って日よけ。

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山頂からは奧美濃の山が見渡せる。楽しいひと時。

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下山は西の稜線の切り開きを辿る。途中すばらしいブナの樹林があった。

久し振りに訪れた大谷川沿いの林道はニシマタ谷出合のあたりで工事中。
砂防ダム用の作業道を整備中だとかなんとか。
この上更に砂防ダムを造るんだ。
そのうちきっと谷は砂防ダムの砂利で埋め尽くされちゃうね。
その後はどうするつもりなのか。

大谷川沿いの林道を歩いていく。
初めてここを訪れた時は明るくてのんびりした林道だった。
でも今はヤブと草むらに覆われてかき分けて進むのが大変だ。
かつて車が走れたとは信じがたい程の変わりよう。
時が経つというのはこういう事なのだろうか。

朝露に半身濡らしながら林道終点についてみると時計はもう9時。
予想外の時間を費やしてしまった。
すぐさま沢装束になって終点脇のミヤマ谷出合に下りる。

ミヤマ谷は山頂に直登する沢。
急峻な山の沢ゆえどんな難場があるかわからない。
でも登った人がいるのだから行けるのだろう。
だめだったら後戻りすればいいし。
そんな気軽な気持ちで沢に入った。
(それはどの沢に行っても何時も思ってる事だけど)

沢に一歩入ってまずその豊かさに目を見張った。
もっと荒れたイメージがあったのだ。
でも樹林が豊富で明るい感じだ。
さっきまで草むらをかき分けていただけに開放感もあって心が躍る。

谷自体は狭くてなんとなく危険な匂いがする。
こせないほどの大滝が連続するのではないか。
そんな不安がよぎる。

いいペースで小滝が現れる。
登り頃も、ちょっと巻かないといけないかなというものも。
しばらく行くと右手から沢が合わさる。
地を割ったような深く細いゴルジュの沢。
あんなところへは入れそうにない。

チョックストーンの登れそうにない滝。
これは左から巻いた。
その後にこれは流石に登れませんぜっていう6mほどの一条の滝。
ここも左からヤブを漕いで巻いた。
巻いてみると上にもとても無理ですっていう8m程の滝。
ついでに巻いていく。

沢に下りて幾つか小滝を越していくとやがて二俣に出る。
右俣には多段の登り頃の滝がかかっている。
その滝を登りたい衝動に駆られるがここはあえて左俣に進む。
なんであえて左俣に進むのか。
それは見た資料がそうだったから。

左俣に入るといい感じの小滝が連続する。
巻いたり笑ったり…あ、違った
直登できるものも多くて楽しい。
シャワーも所々。

やがて左右が切り立った先に10mそこそこの斜瀑。
見る限り登れそうな気もするがその際はフルシャワー覚悟。
でもひとりじゃちょっとなあ。
で諦めて巻く事にした。

ちょっと戻ったとこから右岸の断崖をモンキークライム。
ひと登りで小尾根に出てそこから草付きをトラバース。
滝上に出てみると登らなくてよかった感じ。
やれやれ。

その滝の上にも同じような滝がありついでにここも巻く。
その後も次々現れる滝。
登ったり巻いたり。
もう満腹状態だ。

と思っていると左手側から更に6m程の滝。
やれやれ。
ここは右の草付きに取り付いて越していく。
しかし滝らしい滝はこれが最後だった。
後は徐々に水量が減りやがて涸れ沢を辿る。

最後は灌木やらシャクナゲやらのヤブをかき分け稜線へ。
しかし右に振りすぎたようだ。
登山道から離れたところに出てしまった。
そこからが大変。
シャクナゲと灌木の密生したヤブを強引に押して進む。

やっとこさで登山道に出た。
後は西に進んで山頂を目指す。
すぐにヤブがかぶさった登山道から切り開かれた三角点広場へ出た。

ここは数年前に訪れた時とほとんど雰囲気が変わらない。
周りを囲むヤブも低く眺めもそのままだ。
見渡す奥美濃の山並みに様々な思い出が蘇る。

眺めのいい山頂は日陰がない。
ツェルトを取り出してタープ代わりに日よけにした。
その下でのんびり休憩。
あわてない山旅がやっぱりいいな。

下山はカゴカケ谷の下降も考えたがもう沢は満腹状態。
それに膝の事もあるし。
で小蕎麦粒との鞍部を通る登山道を下りる事にした。
で出発しようとして山頂西側を見ると切り開きがあった。
どこまで続く切り開きか気になりちょっと様子を見てみる。

いざ切り開きに入ってみるとなかなかどうしてちゃんとした道になっている。
ひょっとしたら東側の登山道より良さそうな感じだ。
ただこれがどこまで続くかわからない。
途切れたら沢に逃げようと覚悟を決めてこの切り開きを辿る事にした。

切り開きは順調に蕎麦粒山の西稜線を下っていく。
ところどころ笹が被っているがそれほど苦にならない。

1075ピークとの鞍部にはなかなかのブナ林があり癒された。
偶然だったがこの切り開きを辿ってよかった。

鞍部から1075ピークまでがじゃっかん踏み跡が薄いが後は明確だ。
順調に稜線を辿っていく。

このままうまくいけば山日和さんが残雪期に辿ったルートそのままだなあ。
などと思ったがまさかそこまでうまくは行かないだろう。
最後は多分強烈なヤブコギをして尾根を下るのだろう。
そう腹をくくって進んでいった。

蕎麦粒山や黒津山が眺められるやせ尾根を越えてブナ林に入る。
ここから左手に下りれば大谷川ニシマタ谷出合の出発点。
右手に進めばホハレ峠。
果して切り開きはどちらに続くのか。

でなんと切り開きは大谷川ニシマタ谷出合に向けて下っていた。
ウソみたいな話である。

尾根筋にきれいに切り開かれた道を下っていく。
この尾根にもいい感じのブナ林があった。

これから蕎麦粒山に登山するならこちらのルートが正解だろう。
退屈で草やヤブにうもれた林道跡を時間をかけて歩くより数倍こっちの方が楽しい。
ただニシマタ谷出合付近が草に埋もれて取り付きがわかりにくいのが難点。
それさえクリアーできればいい山旅ができること請け合い。

ちなみに取り付きは大谷川林道からニシマタ谷出合に下りる道を辿り流れを渡る(木橋がかけてあったが多分何時もあるとは限らないだろう)。
流れを渡ったら北に向かい西から下りてくる尾根の末端に取り付く。
草に埋もれているがそこから作業道が続いておりしばらくニシマタ谷沿いに水平に進む。
植林帯に入ると道は明確になり山腹を登っていく。
後はその道を辿るだけ。
これから蕎麦粒山に行きたいと思われる方は一度お試しあれ。

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