0912ontake2 of 鈴鹿・美濃の山歩き

PC130909.JPG御嶽山2

2009年12月13日(日)快晴 御嶽山 黒沢口 山スキー 単独

9:10 おんたけロープウェイスキー場飯森駅 → 10:15 八合目付近 →
11:35 覚明堂 → 12:10~12:50 剣ケ峰 →
13:20 八合目付近 → 14:10 飯森駅



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ようやくオープンしたスキー場にスキーヤー、ボーダーが押し寄せる。

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木曽駒ヶ岳を見ながらゲレンデを滑るスキーヤー

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尾根の上部はあたかもテント村のようになっていた。

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8合目あたりでは冬山訓練をするパーティが多かった。

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夏道の右斜面をスキーで進む。

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クラストした急斜面を登ってようやく覚明堂。

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山頂稜線上は風も気にならない。好天下の風景を楽しみながら歩く。

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山頂から眺めは先週を上回っていた。

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再び富士山にも出会えた。

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覚明堂から下の急斜面の滑りは楽しかった。

 2週連続の御嶽山なんてどんだけ御嶽山が好きなんや、って突っ込まれそうだが雪を見るとついつい出かけたくなってしまう。滑ったら楽しそうな斜面を見てしまったら尚更。
 御嶽山ロープウェイの駐車場は先週と比較にならない程の車の台数。スキー場がオープンしたからだ。若いボーダーが目立つ。その中に混じって登山のグループも意外と多い。
 とりあえずリフト券の1日券を購入。足慣らしだけで終わるかもしれないと思ったからだ。
 ゲレンデはまだ上部しかオープンしていない。そこを一本滑る。新しいブーツはなかなか調子がよくて気分上々。実はサイズがかなり大きめのを購入したので心配していたのだ。
 リフトに乗って上に向かうがもはや続けてゲレンデを滑るつもりはなかった。その辺りを散歩程度でもいいからスキーで歩いてこよう。ゲレンデの上に続く樹林帯に入っていった。
 樹林帯はブッシュが出ていて歩くのは難しいかと思ったが意外と歩きやすい。登山者のトレースもしっかりとある。
 樹林帯の上部に至るとブッシュの密度が増す。その中を強引に越えていくと尾根のなだらかになったところに数張りのテント。色とりどりで賑やかだ。
 雪がつけば滑り頃の斜面になるダケカンバの斜面も今日はブッシュでいっぱいだ。上部にはハイマツまで頭を出していた。
 八合目あたりではブッシュも雪に隠されて落ち着いた感じだ。そこでは数パーティが冬山訓練を行っていた。中にはヘルメット、スリング、エイト環、ハーネスといった出で立ちのグループもあった。明らかに先週僕が受けた訓練とは趣を異にしていた。
 「山頂まで行かれるのですか?」と声をかけられたが返答に詰まる。実際どうしようか迷っていたのだ。「行けるところまで行きます」そう答えるしかなかった。
 八合目を過ぎたあたりで夏道の尾根にのる。先週の山行でこの尾根がスキーにも歩きやすいのを知ったからだ。雪が少なくても尾根筋より少し右手側を歩いていくとストレスなく登っていく事ができる。
 黒岩のあたりで少し休憩。見上げるといい斜面がこちらに来いと呼んでいる。天気はすこぶるいい。こんな日に登らなくてどうする。しかし、初山スキー、無理は禁物だ。リミットを設けよう。12時を目処に登っていく事にした。
 覚明堂下の斜面はアイ、ピケで登ればさっさと登れる斜面だがスキーだと簡単にはいかない。とりあえず直登は無理なのでキックターンを交えてジグザグに登っていく。時間の割に高度が稼げないのがつらい。更に上部に至ると斜面がクラスとしてきてスキーアイゼンのお世話になる。
 覚明堂に着いた時点で時間には余裕があった。すでに気持ちは決まっている。剣ケ峰へGO!
 山頂に続く稜線上は先週に比べて風が弱くスキーでも歩きやすい。眼前には好天の下、剣ケ峰のピークが聳える。いやが上にも気分は盛り上がる。それに加えて両手に広がる風景のすばらしい事。先週もかなりいいと思ったが今日はそれを上回っている。
 山頂直下にスキーをデポして後はわずかの距離をつぼ足で登っていく。着いた山頂は風も弱く穏やかだ。見渡す風景は先週にも増してすばらしい。
 先週は見えなかった白山、そして乗鞍、北アルプスの峰々。東には中央アルプス、南アルプス。浅間山や、八ヶ岳も見える。そして、先週、その姿を見て感動した富士山が今日もその姿を見せてくれていた。すばらしい。ここまで登ってよかった。
 しばらくすると大滝側からの登山者があった。「田の原からですか?」「…」(連れと「田の原ってどこ?」って話してる)「ええと、大滝の方ですか?」「おんたけ2240から登ってきました。」「…」
 話を聞くとおんたけ2240の方がゴンドラが動くのが30分早いらしい。なるほどそれで田の原から来るのか。
 下山はもちろんスキー滑降。山頂稜線はちょっと滑りにくかったが、先週ここを滑ったら気持ち良さそうだと思った覚明堂から下の斜面は思った通り気持ちよかった。これだけで今回のスキー山行は大満足。更に夏道の尾根も思いのほか雪質がよく楽しく滑り降りられた。しかし樹林帯に至るとブッシュが行く手を遮る。最初のうちはなんとか頑張ったがやはりスキーにならない。最後はスキーを担いで登山者のトレースを辿ってゲレンデまで下りた。


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