1102wakutani of 鈴鹿・美濃の山歩き

P2190064.JPG湧谷山

2011年2月19日(日) 晴れ 奥美濃 湧谷山 スキー 単独

6:50 遊ランド坂内駐車場 → 7:30 尾根取付き → 
8:40 北東尾根合流点 → 9:40~ 12:45 湧谷山 → 
13:25 遊ランド坂内ゲレンデトップ → 13:30 駐車場



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静かな坂内ゲレンデ。この左岸尾根を登っていく。

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細い尾根はクラスとしていて怖い。途中方クトーを使う。

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上部に至ると穏やかな尾根となる。

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振り返れば尾根の先に蕎麦粒山の立派な山容。

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良く晴れ渡った山頂には他に訪れる人無し。

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ニシマタ谷を少し滑ってみる。雪質がよければ楽しそうな所だ。

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ゲレンデへの尾根を下っていく。ガリガリの斜面だった。

 週中に降った雨が山間部では雪だったんじゃないかと期待して坂内に向かった。しかし期待ははずれてどうもここ数日間は降雪した気配無し…雪は締まりまくっているようだ。 大谷川沿いの林道は遊ランドまで除雪してあった。遊ランドの駐車場も数台分除雪してありそこに駐車し出発。
 ゲレンデは今年も営業しておらず積雪したままだ。この分だとこのまま閉鎖になりそうな雰囲気。スキー場はどんどん少なくなっていく。
 ゲレンデを右上に向かって登っていく。これまでゲレンデから直登する尾根は何度か登ったが今回は湧谷山の北東尾根を登る予定だ。しかし取り付きの枝尾根に近づくとその前に大きな水路(護岸工事のされた川と言った方がいいのだろうか)が横たわっておりゲレンデからは直接行けないようだ。仕方なく下のセンターハウスまで戻り左岸の林道に入る。
 林道には幾つかの古いスキー痕が残されていた。先週のものだろうか。同じような事を考える人もいるもんだ。
 堰堤前を2ヶ所越えて最後の堰堤の右手斜面を登っていくと取り付きの枝尾根に出た。直登は難しそうなので左手の植林斜面を登る。ここにもスキーの古いトレースがあるがトレースができた時と雪の状況がかなり変化しているようで辿る事はできない。
 一登りすると自然林の穏やかな尾根に出る。雪面はガリガリだ。すぐに痩せた急登となる。滑落したらパチンコ玉が釘にはじかれて落ちていくように立ち木にはじかれながら谷底まで落ちていきそうだ。
 一旦斜度が緩くなるがすぐに再び急登。頑張ってみたが途中で耐えきれなくなり今季初のスキーアイゼン装着。やはり安心感が違う。これでガシガシ登っていく…と言いたいところだが急斜面は雪割れで地面や岩が出ていてルート選択がなかなか難しい
 やっとのことで急斜面を終えるとホッとするような広い尾根に出た。先に進むと斜度が増すが安心感は先ほどとは雲泥の差。小さな雪庇を越えると北東尾根に合流する。
 北東尾根は穏やかで広い。振り返ると尾根の先に蕎麦粒山が聳える。その姿は奧美濃の山とは思えない。
 左手の雪庇に気をつけながら緩やかな尾根を進んでいく。右手は癒される雑木林、左手には黒津山、天狗山、小津権現山などといった山々。すばらしい眺めの中を進んでいく。
 やがて右手にパウダーなら滑り頃の斜面が現れるが今日はガリガリのようでちょっと滑る気にならない。このあたりから尾根は斜度を増し左右に大きく振って登高するようになる。ここも滑落しだしたらどこで止まるのか分からないような感じだ。
 慎重にキックターンを繰り返しながら高度を上げていくと斜度が緩やかになり丁子山と湧谷山の中間にあるピークに出た。ここから右手に進み鞍部を越えて一登りすると湧谷山のピーク。
 今回が3度目の湧谷山ピーク。山名板の位置からするとこれまでで一番積雪が多いようだ。天候も一番いい。見渡せば360°、東側が若干樹林がうるさいが大展望。今シーズン登った山々もこれから登る予定の山々も手に取るように見える。さて来週のラインはどうだろう?
 こんなに天気がよくて雪がしまっているから登山者が現れても良さそうな感じなのだが人影は全くみられない。山頂の東側の平で荷物を広げてのんびりと過ごす。
 雪質が悪いので滑るのは下山だけにしようと思っていたが時間が有り余っているのと雪が少し緩んできた事もあってニシマタ谷を少し滑ってみた。
 やはり雪質が悪くて思い切っての滑りはできないがルートを選びながらわずかだがニシマタ谷の楽しさを味わう事ができた。次は条件のいい時を選んで来よう。
 昼になっても山頂に人の気配はない。さて僕もそろそろお暇する事にしよう。
 下山はゲレンデからの直登尾根。ここもパウダーなら気持ちのいい滑りができるのだが今日はガリガリ。慎重にターンを切りながら急斜面をおりていく。
 広瀬神社からの尾根との合流点より下は条件が良ければ左手斜面が滑り頃な感じだ。もちろん今日はどこを滑ってもちょっときつい。しかしなんとか滑り切ってゲレンデのトップに出る。ここからは雪の緩んだゲレンデにシュプールを描いて気持ちよく下っていった。下では5歳位の子どもと父親が貸し切り状態のゲレンデでソリ遊びをしていた。



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