1006sobobora of 鈴鹿・美濃の山歩き

P6122709.JPGコカシ洞〜ソボ洞

2010年6月12日(土)晴れ コカシ洞~ソボ洞 奥美濃 山歩き 単独

7:45 金原谷林道駐車地 → 8:30 稜線鞍部 →
8:45~55 コカシ洞鉄塔 → 9:30~11:30 ソボ洞山頂 →
12:15 駐車地



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金原谷林道の途中に車を停め出発。

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鞍部に至る沢は倒木で歩くのが大変。

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林道のつく鞍部からは鉄塔巡視路が整備されている。

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コカシ洞鉄塔前の樹林帯がいい感じだった。

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コカシ洞の鉄塔からソボ洞を見る。

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よく整備されていて現役の林道のようだ。

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鉄塔広場脇のソボ洞三角点は何故か寂しい感じだった。

 梅雨入り間近だが土曜日は晴れるとの予報。しかも気温も高くなるという。そうなれば沢に行こうという事になるのだが体調が今ひとつ。ここはちょっと身体を休めて軽めのメニューにしよう。
 OSKには奥美濃30座というものが設定されている。設定された山はA級、B級というランク分けがされておりそれぞれに30座ある。A級、B級の基準ははっきりと聞いた事がないが比較的短時間に容易に登れるものがA級、時間がかかり山登り経験を積んだものが登るものがB級といったところか。
 5月にOSKの山行で烏帽子山に行った。その時のメンバーに烏帽子山を登ればあと一座で奥美濃30座B級を完登するという方が見えた。その方に刺激されて自分はどうなのかなと家に帰って調べてみた。するとA級であと2座、B級であと3座だということがわかりビックリ。知らないうちにこんなに登っていたのだ。
 既存の目標に向かって頑張るというタイプではない。100名山とかなんとか興味を持つ方ではない。しかし記録がここまで来ているなら達成しておくのもいいかなという気になる。
 未踏のA級の2座の内ひとつは鷲ケ岳。でもうひとつがソボ洞。軽めのメニューは折角だからソボ洞に行く事にした。
 ソボ洞には幾つかのルートがあるようだが気になるのは素振谷からと金原谷からのもの。どちらも林道が通っており奥まで車で入れるようだ。
 素振谷の林道は一度入った事があり雰囲気がわかる。一方金原谷林道の方は入り口さえわからない。だから素振谷から行こうと思っていたが現地に着くと金原谷林道への入り口が簡単にわかった。でそのまま金原谷へと入っていった。
 舗装された林道は思っていたより走りやすい。しかし奥に入ると舗装はなくなる。それでも比較的いい道でどんどん奥に入っていく。
 左手に登っていく林道を分けたところから先はちょっと車の底を打ちそう。オフロード仕様なら平気だろうが我が愛車では無理。で脇の広場に車を停め歩き出した。
 林道は地形図上の点線がZ字に折れ曲がるところまで続いていた。その先にも続いていたが違う方向に向かっていた。稜線鞍部に向かうには林道を離れて沢沿いの道跡を辿る。
 道跡は始めは明確でわかりやすかったが進むに従ってどこへやら消えてしまう。その代わりに植林を間伐した倒木が沢を埋めるようになり歩きにくくなる。その状態はこれがA級なの?と思わせるくらい。
 沢には途中3m程の滝があった。沢靴なら容易に登れそうな滝だったが登山靴では流石に滑る。直登を諦めて右手から巻いていった。
 沢を詰めていくとかなりの急斜面となり右手の山腹にのる。これとてかなりの斜度で登るのがきつい。本当にA級なの?
 やっとの事で鞍部に近づく。しかし上部に行くに従って斜面がガレている。なんでだと思っていると鞍部には林道が通っていた。
 恐らく日当の方から入ってきている林道だろう。かなりいい林道だから現役で使われていると思われる。
 鞍部からはプラスティックの階段が埋められている鉄塔巡視路を登っていく。これが思ったより急登でかなり汗ばむ。
 左手の二次林が感じがいいなあと思っていると鉄塔広場に出る。見晴らしのいい広場だ。北には舟伏山がぼんやりと見える。その先はもやって見えない。きっと視界のいいときなら奥美濃の山々、特に根尾の山々の絶好の展望台だろう。
 実は途中で地形図を落とした。歩く分にはGPSがあるので問題ないが細かいところが僕のGPSではわからない。でこの時もこの鉄塔広場が最高ピークでコカシ洞だと思っていた。しかし帰ってから調べたらコカシ洞はもう一つ東にあるピークだった。残念。いつぞやリベンジしなければ。
 少し休憩してすぐにソボ洞に向かう。コカシ洞の鉄塔広場からみるソボ洞には同じく鉄塔が建っており切り開かれているようだ。
 鞍部から林道をしばらく辿る。ソボ洞への取り付き尾根のところでガサゴソ音がしたので何だ?と思っているといきなり目の前に動くものが。「わ!」と驚いたがよくみるとそれはお兄さんの乗ったマウンテンバイクだった。あちらもびっくりしたと思うがまさかこんなところで人に会うとは。
 取り付きの尾根に入って植林帯をしばらく進んでいくと鉄塔の建つ広場に出る。ここがソボ洞だ。三角点は広場の南東角にあった。やった!これでA級29座目。残すは鷲ケ岳のみとなった。
 時間が早いので久し振りにゆっくりと休憩した。以前は単独でこういう山歩きをよくしていたのを思い出す。林道があってもひっそりしていて山頂でも誰にも会わずのんびり時を過ごす。称賛するような自然がなくても十分楽しめた。こういう山歩きもいいものだ。
 下山は三角点ピークから南のピークに出てそこから東に下りる尾根を辿っていった。ほぼ植林帯の急斜面で払われた枝がちょっとうるさかった。

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