1007kariyasuyama of 鈴鹿・美濃の山歩き

P7083008.JPG刈安山+能郷白山

2010年7月8日(木)晴れ 刈安山+能郷白山 奥美濃 山歩き 単独

7:40 温見峠 → 8:40 主稜線 → 9:00~25 刈安山三角点 →
10:25~30 温見峠 → 11:15 標高1492m地点 →
11:50~13:00 能郷白山祠 → 13:55 温見峠



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温見峠の北側にある祠脇の踏み跡からヤブの中に入る。

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意外ととしっかりした踏み跡がある。

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振り返ればどっしりした能郷白山。こんな日はあちらに行くのが普通だ。

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稜線に出ると立派なブナ達が出迎えてくれる。

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三角点まではヤブの中だったが三角点周辺は切り開かれている。

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能郷白山の登山道。ブナの森がいい感じだ。

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刈安山稜線を眼下に見る。

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能郷白山山頂の祠。意外とひっそりしていた。

 代休を利用して奥美濃の刈安山に向かった。
 天気予報によると梅雨時に関わらずいい天気。久し振りに日差しを浴びて山を歩けそうだ。
 温見峠には車が一台。たぶん能郷白山に向かったのだろう。こちらは道を挟んだ反対側へ。
 車道から一段あがると祠がある。そこからこ眺める尾根は薮が濃い。いきなり不安がよぎる。こんなところ登っていけるのか。
 よく見ると祠の左手に踏み跡があった。どこに向かうものなのか分からないがとりあえず入ってみた。しばらく進むとどうやら尾根を登っていくらしい。踏み跡や切り開きはないかもしれないと思っていたがこれはラッキー。
 踏み跡は意外としっかりしている。登山道とまではいかないが歩きやすい。だが周りは背丈をこす薮。ほとんど笹薮だ。その薮が踏み跡に覆い被さっている。踏み跡がなかったら難渋する事間違いない。
 時折頭上が開ける。振り返ると青空の下に能郷白山のどっしりした東尾根が見える。こんないい天気の日はあっちの山に行くのが普通だろうなあ。登ったら気持ち良さそうだ。
 尾根の上部にいくと踏み跡が若干薄くなるがルートを見失う事はない。尾根にブナなどの樹木が目立ってくると主稜線が見えてくる。
 主稜線はブナの巨木が目を惹く。この主稜線を東へ進むのだがかなり薮が濃い。しかも尾根上にあったような明瞭な踏み跡がない。踏み跡はあるのだが時折途切れる。そうこうしていると真新しい赤布が目立つようになった。この赤布を付けた人もこの辺りは迷いそうだと思ったのだろうなあ。おかげでかなり助かった。
 赤布と薄い踏み跡を辿っていくと薮の払われた4畳ばかりの広場に出た。その真ん中に三角点。どうやらここが刈安山らしい。傍らを見ると古いパネルがかけられていた。
 周りは薮と樹林に囲まれていて展望はない。奥美濃らしい山頂というところだろう。わずかに開けた南西側には能郷白山のたおやかな山頂稜線が見える。
 以前から登りたいと思っていた刈安山だったが拍子抜けする程早く到着した。大休止するにしても時間が早すぎる。どうしようか迷ったが能郷白山に登り返して大休止をする事にした。
 下山は往路を戻る。恐らく主稜線と尾根のジャンクションで間違えるだろうと思っていたら本当に間違えて少し行き過ぎてしまった。おかしいと気付いてGPSを見て軌道修正した。GPSがなかったらかなり時間を浪費したのではないかと思われる。
 温見峠まで一気に下って反対側の能郷白山の登山道を歩き出す。
 この登山道は下部がおだやかなブナの樹林で歩いていて気持ちいい。しかしそれもわずかですぐ急登となる。それでも整備された登山道は歩きやすい。気温が高く暑かったが一気に登って1492m地点に到着。朝方登った刈安山の稜線は眼下だ。
 ここからは笹の台地を緩やかに進んでいく。若干曇ってきたがこういうところを歩くには日差しが弱まって調度いい。左手には靄っているが奥美濃の山並み。影絵のようなその姿から山名を推測するが自信はない。
 やがて能郷白山三角点に着く。しかし更に進んで祠のところで休憩をとる事にした。こちらの方が展望がいいのだ。
 祠に着くと先着の単独登山者が休憩していた。ちょっと離れたところで荷物を降ろして休憩。靄っていてすっきりした展望が得られないのが残念だがその分日差しが弱く日陰がない山頂でも落ち着いて休憩できる。
 登ってくる途中で能郷鵜白山にはニッコウキスゲが咲く事に気付いてもしかしたらと思っていたが生憎咲いていなかった。咲いていれば斜面一面黄色くなってすばらしいのだが。後から登ってこられた方も「ニッコウキスゲが咲いてないね」と残念そうだった。
 一時間程休憩して下山。実は根尾の越波で道路工事のため交通規制をしている。その通行可能な時間帯に間に合うように下山したいなあと思っていたのだが調度いい具合に下山できた。


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