1012dainichi of 鈴鹿・美濃の山歩き

PC190023.JPG大日ケ岳
2010年12月19日(日) 晴れ 大日ケ岳 奥美濃 スキー
そばつる Tsutomu

9:50 鷹巣SPゴンドラ終点 → 10:40 前大日 → 
11:10~12:15 大日ケ岳山頂 → 14:05 ゴンドラ終点



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まずはゲレンデで足慣らし。

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登山道筋はトレースがあって歩きやすかった。

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急斜面を一登り。ここもまだヤブだらけ。

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山頂の大日如来像もまだ全身雪の上。

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登山道筋の難しい滑りが続く。

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ゲレンデに帰ると天気が良くなり御嶽山も顔を出した。

 今シーズンの初滑りを味わおうとそばつるとともに奥美濃は高鷲スノーパークに向かった。
 そばつるは今期、山スキーの道具がそろいやる気十分。しかしいきなり山に入るのは難しくゲレンデでまずは滑りを上達させたいらしい。それならばと鷹巣SPへ誘った。ここは初中級者向けの斜面が広く練習にはもってこいだ。それにその気になれば1時間程で大日ケ岳へ行く事ができバックカントリーが手軽に楽しめる。
 まずは道の駅 大日岳で前泊。軒下にテントを張って何時ものように盛り上がる。
 翌日朝食を終え7時過ぎた頃高鷲SPの駐車場に向かう。オープニングキャンペーン中で駐車料金は無料だ。だからといってそれほど混んでおらず車もまずまずのところに駐車できた。
 リフト券もキャンペーンで安くなっている。通常4800円が3000円。これはかなりお値打ちな感じだ。
 ゴンドラに乗ってゲレンデトップに向かう。ゴンドラから見たゲレンデはやはりまだ雪が少ない。コースとコースの間の林もブッシュが出ている。雪がつけば林の中も楽しく滑れるのだが。
 ゲレンデトップについて準備をしていると単独の山スキーヤーが大日ケ岳へ向かおうとしていた。話しかけると雪が少なくてどこまで行けるのか分かりませんが行ってみますとの事だった。その姿を見てとても誘われたがとりあえず僕らはゲレンデを滑ろう。
 ボーダー中心に賑わうゲレンデを滑りを確かめながらゆっくりと下りていく。久し振りだがなかなかいい感じだ。そばつるも思っていた以上に調子良く滑っている。回を重ねるごとにスピードアップ。合計3本滑ってゲレンデトップで一休みした。ここでそばつるに大日ケ岳に行こうと提案。彼は抵抗もなくシールを貼りはじめた。
 空は先ほどから曇っておりガスも少しかかっているが問題はないだろう。先行者のトレースを辿ってまずは登山道に上がる。登山道は多くの登山者に踏み固められておりラッセルの必要はなさそうだ。この分だと楽勝で大日ケ岳に着けそうに思えた。しかしそう甘くはなかった。
 登山道以外の部分は雪が少なくまだまだ笹やブッシュが出ている。だから登山道を進んでいくしかないのだが急斜面になるとこれがなかなか厄介だ。シールが利かずに登れずやむなく横のヤブの中に逃げれば足をヤブに取られて四苦八苦。そんなこんなでなかなか思う様に進まなかった。
 やっとの事で前大日に着くと単独のスキーヤーが帰ってくるところだった。今日は滑れないから登山ですわと苦笑い。この方は前日にホウノキにも行っているらしいのだがそちらも雪がなかったらしい。
 前大日から鞍部に滑り降りると叺谷へ落ちる斜面がガスの合間から見えた。まだ笹や灌木が雪に埋まっておらず黒々としている。
 鞍部からの斜面を直登で登り返す。こういう場面でそばつるがどうか心配だったが頑張って直登してきた。
 もうひとつ先の急斜面は横歩きでクリア。そばつるには板を外してもらって登ってもらった。
 笹の出た稜線をわずかに歩いて山頂に到着。数グループがそれぞれに休憩していた。中には単独登山者の姿もあった。とその中に見知った顔がふたつ。ナカノさんとみるくさんだ。ゲレンデを出発する時にどうも先行している二人がナカノさん、みるくさんっぽいと思っていたらやっぱりそうだった。
 ナカノさん達は、なかなか雪が降らない今シーズン、ここなら最悪スキー場が滑れるからと来たそうだ。それにしても雪が少ないと嘆いていた。ナカノさんはそれでもラッセルの練習をしてここまで来たそうだ。そういえばトレースの脇にスキーのトレースが一筋ずっと続いていたなあ。
 二人はどこを滑るんだーといいながらしっかりシールを外して下山していった。僕達はガスに包まれ景色の見えない山頂で食事をしてから同じ様にシールを外して下山を始めた。滑るところは登山道筋しかないがそこをなんとかかんとか滑って下りていった。そばつるもこの悪いコンディションの中スキーを外さずに頑張った。途中、トレースを追って進んだらとんでもないヤブコギをするはめになってしまったがなんとか無事にゲレンデにもどることができた。ゲレンデに戻るとそれまでのガスがきれいに晴れて御嶽、乗鞍、北アといった山並みが青空の下に見えた。
 今シーズン初滑り、初山スキーは満足できた、っていうものではなかったがそこそこに楽しくそこそこに雪の感触を板で味わえた。さてこれからスキーモード全開といきますか。

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