田の原から登山道沿いに進む。鳥居が昨年より高い。
8合目から先行。振り返れば木曽駒ヶ岳が美しい。
王滝山頂は風が少しあった。祠の前で休憩。
上部は比較的滑りやすかった。
滑りやすそうに見えた沢も雪質が良くなくて…
沢一杯を使って苦労して滑った。
下部は雪質はいいものの波打っていてルートを選んで滑った。
スキー場はかなりのスキーヤー、ボーダーで賑わっていた。
予報によるとなんとか天気が持つらしい。
じゃあ、ということで御嶽山に向かった。
おんたけスキー場のゴンドラに乗って三笠山へ。
そこから一滑りで田の原。
見れば先行者が二人。
その他には無数のトレース。
昨日のものかな。
豊田から来たという先行者二人とは途中まで抜きつ抜かれつ。
8合目にはほぼ同時に着いた。
二人はゲレ用のスキーに山スキー用のビンディング。
重いけど滑りの安定性を重視しているらしい。
8合目からは二人を先行していった。
昨年ここを訪れた時はルンゼを登っていったが今日は夏道沿いに進む。
こちらの方が斜度が緩やかで歩きやすい。
ふたりはどこを通ってるのかなあと振り返ると僕のトレースを辿っていた。
ルート取りにあまり自信ないんだけど大丈夫かな。
上部に進むと徐々に斜度を増しクラストした斜面も出てくる。
これを予測して早めにクトーは付けた。
昨年は雪質も良かったのでクトーなしで登ったけど今回は楽しよう。
9合目付近からはクラストというか氷化した斜面が多くなる。
アルミクトーでは歯が立たないようなところもあったがなんとか乗り切った。
わずかに登ると案内板の立つところに。
そこからは緩やかな斜面で一登りで王滝山頂。
登る途中で2組の下山者にあった。
何れも登山者で一組は若い女性二人組。
もう一組は壮年の男性二人組。
男性二人からは剣ケ峰までの登りはガリガリだと言われた。
スキーで行っても楽しくないだろうとの事だった。
それじゃあということで今回は王滝山頂までとした。
王滝山頂は若干風が強い。
風を避けられるところはないかなあと周辺を回ったがいい所もなく祠の前に行ってみる。
そこには後発の登山者、男女二人組が休んでいた。
この二人は途中で豊田のスキーヤーを抜いてきたとの事。
豊田の二人はアイゼンに履き替えスキーを担いだらしい。
二人組が剣ケ峰に向かった後に単独の登山者が下りてきた。
豊橋の方で雪山は御嶽山で三座目との事だった。
三座目で3000m級なんてすごい!
でも雪山の事がわからないのでこうして話して色々聞くのだそうだ。
その内豊田の二人が辿り着いた。
シールの話やら仕事の話やらしてやがてスキーをデポして剣ケ峰に向かっていった。
休憩しているうちに天気はかなりよくなってきて青空が広がってきた。
一時はガスるんじゃないかと心配したが杞憂だった。
祠から離れて周りを見れば白山や、木曽駒ヶ岳が美しい。
能郷白山もはっきりみえる。
両白山の美しい競演だ。
休憩を終えて滑降開始。
王滝山頂からしばらくはうねった雪面で慎重に行く。
やがて雪面は落ち着くが雪質が良くない。
モナカっぽい感じで思わぬところでボコッと沈んで危うくこけそうになる。
良さそうにみえたルンゼも難しい雪で慎重に滑る。
こういう時はいらないところに力が入って足が疲れる。
ルンゼを抜けると後は比較的滑りやすい雪質となる。
しかし雪面は波打っていてルートを選びながらの滑降。
それでも連続ターンがきまって気持ちいい。
ルンゼより下部は雪面に多くのトラックが残されていた。
恐らく8合目と9合目の間ぐらいまで登って滑り降りたものだろう。
何れも苦労して滑った感じだ。
あかっぱげのあたりで登山道に復帰。
ここからは樹林間の狭いルートを慎重に下りていく。
田の原のなだらかな登山道を乗り切ると登り口の鳥居に辿り着く。
ここからは林道を滑ってゲレンデに出る。
途中、御嶽山の方を見ると豊田の二人だろうと思われる陰が斜面を滑っていた。
二人も苦労して滑っているようだった。
下山後はいつもの「棧温泉」に向かう。
御嶽山に来た時は何故かここばかり。
他のところにも行きたいと思うがついつい慣れたここに足が向く。
客が少なくてゆっくりできるのがいい。
今日は貸し切り状態だった。