1103tsuchikura of 鈴鹿・美濃の山歩き

P3060062.JPG大ダワ〜土蔵岳

2011年3月6日(日) 曇り 奥美濃 大ダワ~土蔵岳 OSKのみなさん、Tsutomu

7:30 夜叉龍神社 → 8:50 標高788m → 9:50 大ダワ三角点 →
10:40~11:50 土蔵岳山頂 → 12:10 上原谷左岸尾根 →
13:40 旧R303 → 14:20 夜叉龍神社駐車場



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夜叉龍神社の裏手から尾根に取り付く。

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雪面はガリガリだが穏やかな尾根が続く。

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大ダワの三角点で一回目の万歳。

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土蔵岳までは穏やかで広いブナの樹林帯が続く。

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土蔵岳にはちゃたろうさん達が休憩していた。

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下山は痩せ尾根の連続だった。

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除雪された林道を歩いて夜叉龍神社へ。

 山スキーでもOKということだったのでOSKの山行に参加してきた。
 大ダワ~土蔵は10年程前にGTさん、Kさんにはじめてお会いしたところだ。お二人は当時所属していた会の山行で来ていた。そのパーティをたまたま見つけた僕は無理矢理同行させてもらって大ダワ~土蔵を歩いた。楽しい思い出だ。
 今は僕もGTさんもKさんもOSKの一員だ。当時はこんな事になるとは思ってなかった。不思議なものである。
 山スキーというものを初めて見たのもやはり同じ山行でだった。ワカンのパーティの中に一人だけスキーを履いた人がいた。クライミングサポートのあるバィンディングが衝撃的だった。この出会いが僕を山スキーへと誘っていった。そんな出会いのあった山へ今回は僕自身が山スキーでのぞむ。
 川上で国道303から池ノ又林道に入って夜叉龍神社の駐車場に車を停める。多雪の今シーズン、さすがにここから先の池ノ又林道はまだ除雪されていない。
 スキーは僕とKさん、SGさんの三人。SGさんはKさんと同じく山スキーのベテラン。今回はこの二人に勉強させていただこう。
 夜叉龍神社裏手の尾根に取り付く。取り付きはガリガリの急斜面でスキー組も壷足組も難儀して登っていく。
 尾根上に出ると穏やかな登りが続く。尾根からは右手に特徴のある白いピークが見え、どこの山か喧々諤々。結局、烏帽子山という事で落ち着いた。
 ガリガリ斜面は尾根も同じ事でスキー組はターンに注意しながらの登高となる。壷足組は前日のものと思われるトレースを追っての登高。今日は壷足の方が登りやすそうだ。
 標高788m手前の痩せ尾根は片側が雪が落ちているがそれほど怖さもなく渡れた。初めて来た時はここでビビったのがウソのようだ。
 この辺りから素敵なブナの樹林が続く。白い雪に浮かぶブナは心が癒される。
 少しダウンにして登り返すと大ダワへの最後の斜面だ。ここは広い斜面で樹間を縫って登るのが楽しい。斜度が緩くなってくると大ダワの山頂台地の端に出る。蕎麦粒山方向の眺めがいい。
 三角点は更に西に進んだところだ。トレースを追っていくと山名板が低い木にかかっていた。ここで一度目の万歳。リーダーの関ヶ原Nさんは「今日は3回万歳するぞ」と息巻いている。猫又まで行く気なのだ。
 土蔵岳へは穏やかな稜線歩きが続く。緩やかな下りが続きスキー組が滑りを交えながらの歩行でどんどん先行していった。
 思っていたよりもすばらしいブナの樹林が続く。初めて来た時はあまり気に留めてなかったので印象になかったのだがこんなにすばらしいとは。どこで大休止しても満足できそうだ。
 最後の若干長い登りを終えると土蔵岳山頂に到着。かつて見た事のある山名板は少し朽ちていた。
 山頂では山スキーの先客が休憩して見えた。男女ペアで道具はショートのようだ。もしかしてと思って尋ねてみると思った通りちゃたろう夫妻だった。
 ちゃたろうさんのブログは度々拝見させていただいているがご本人にお会いするのは初めて。お二人の道具に前から興味があったので色々お話を伺った。やがてお二人は休憩を終えて上原谷の方へ気持ち良さそうに下っていった。
 このお二人の他にこの日の土蔵岳には10人前後のパーティが二組あった。またOSKの別動隊もあり賑やかな山となった。
 猫又を目指そうとしていたリーダーだったが土蔵岳に到着すると天候が崩れてきてパラつくものもあり猫又を断念。土蔵岳で大休止となった。鍋やらなんやらでて来てやっぱ大勢の山行というのはいいなあと思いながら楽しいひと時を過ごした。
 下山はスキー組は上原谷へ行くのかと思っていたがKさんは壷足組と同行するとの事で僕もそれに従った。
 土蔵岳と大ダワの中間点から八草川へ下る尾根が下山ルート。地形図で見る限りスキーには向いてなさそうな雰囲気。大丈夫かなあ。
 壷足組が一足先に下山尾根を下っていった。その後からスキー組が追っていく。尾根の下降点には前日下見に来たというリーダーが付けた新しい目印があった。
 尾根はいきなりの痩せ尾根急下降。慎重に下っていくと尾根が緩やかになりほっと一息。 右手には上原谷上部の穏やかな斜面が広がる。そこには二筋のシュプール。ちゃたろう夫妻のものだろうか。
 尾根は若干薮がうるさいものの問題なく下っていける。やがて尾根が広くなるとほとんど傾斜がなくなる。そこに広がるブナまじりの樹林は癒しの空間だ。
 ふたたび下り始めると尾根が細くなり難しい下りとなる。左右は急斜面で一歩間違えば大きな事故につながりかねない。ここをKさん、SGさんの後を追ってなんとか下った。ほっと息をつく暇もなく登り返して広い尾根に出る。後は雑木林の急斜面をルートを選びながら下って旧国道に降りた。
 旧国道は一部崖崩れの復旧工事をしており(この日は工事を休んでいた)そこだけ川原におりて巻いた。夜叉龍神社の駐車場についたのは意外と早い時間だった。

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